紀伊半島の環境保と地域持続性ネットワーク 紀伊・環境保全&持続性研究所(三重県津市)
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  <紀伊半島の巨木を訪ねる>

 三重県熊野市新鹿町 徳司神社の大クス

 熊野市新鹿(あたしか)町の徳司神社は、熊野灘の一角、新鹿湾に面している。新鹿湾には、長い熊野灘沿いの海岸でも数少ない白砂の砂浜があり、夏には海水浴客でにぎわう。新鹿湾一帯は吉野熊野国立公園の一部となっている。

 徳司神社の社叢は、暖地性植物群落の特徴を示すものとして三重県の天然記念物に指定されている。その代表として、神社の石段の脇に大クスが生育している。照葉樹はこの大クスだけでなく、スダジイ、ホルトノキなどが茂っている。暖地性植物としては、樹木ばかりでなく、様々な種類のシダ類などの林床草本も多く生育している。

(写真をクリックすると拡大します)
徳司神社の石段の脇に生育する大クス。
徳司神社の鬱蒼と繁る照葉樹。
徳司神社から、熊野灘の海岸線を走る国道311号線越しに海側を見ると、吉野熊野国立公園の一部である新鹿湾と白い砂浜のすばらしい景観を楽しむことができる。

 関連情報:三重県の天然記念物 (三重県教育委員会事務局文化財保護室HP) 
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